茶の湯の菓子 写真:紅花 きんとん 菓子器:風音 作:So-U

茶のこと、茶の湯のこと茶の湯の菓子
江戸の匠の技、そして茶の湯の和み。
季節折々の趣向で、私たちの目を楽しませてくれる茶の湯の菓子。その多くは江戸時代に形づくられたものである。和菓子を食べたくて、茶の湯をはじめたというケースもよく聞く。その茶の湯の菓子について。

 ・濃茶の主菓子(おもがし)
 ・薄茶の干菓子(ひがし)

茶の湯 学びのガイドブック
茶、こころの時間: 茶の湯二十四節気 著 佐藤宗雄


主菓子と干菓子

 茶の湯の菓子には、大きく2つの種類がある。「主菓子(おもがし)」と「干菓子(ひがし)」 である。主菓子は「たべもの」、干菓子は「つまみもの」として扱われている。


主菓子

縁高
 「主菓子」が出されるのは、茶事の懐石(かいせき)料理の後、菓子のはじまりは果物とされているので、さながらデザートである。茶事のメインである濃茶を頂くために口を改め、お茶の味を際立たせるためとされている。

 主菓子には、饅頭や羊羹(ようかん)、きんとんなどがあるが、中でも「練り切り」という季節の細工を施した生菓子が多く使われる。主菓子は、縁高(ふちだか)や菓子鉢で運び出される。「黒文字楊枝」を使い、懐紙に取って頂く。


干菓子

  濃茶の後には薄茶(うすちゃ)を頂く。その際に、お盆に「干菓子」が二、三種盛合せて出される。

干菓子とは、落雁(らくがん)、和三盆のような型を使った「打ち菓子」やおこしなどの乾いた菓子のこと。

懐紙に向こう、手前での順で素手で干菓子をつまみ取る。懐紙で指を清め、菓子器を次客に送る。
亭主の「お菓子をどうぞ」の声を受けて、頂く。


2018年11月 佐藤 宗雄


菓子器の種類について....
干菓子麩焼きせんべい 錦繍(きんしゅう)紅葉 琥珀糖(もみじ こはくとう)

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