濃茶の後には、薄茶(うすちゃ)を頂く。その際に、干菓子器に「干菓子」が二、三種盛合せて出される。干菓子はお客の人数より多めに盛られる。
干菓子とは、落雁(らくがん)、和三盆のような型を使った「打ち菓子」やおこしなどの乾いた菓子のこと。
懐紙に素手で、干菓子器の向こう(自分から遠いところ)、手前(自分に近いところ)の順で干菓子をつまみ取る。
取り終えたら懐紙で指を清め、菓子器を次の客に送る。
亭主の「お菓子をどうぞ」の声を受けて、やっといただける。
佐藤 宗雄
2018年11月 2021年5月
菓子器の種類について....