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peace of mind
こころに届ける５１の詩 Vol.２

『こころの時間２』
著：佐藤 宗雄 sato So-U

辛いとき、苦しいとき、そして、悲しいとき、うれしいとき。
こころにそっとよりそうメッセージ　第２弾。

「こころで感じる」こと、「こころと向き合う」ことの大切さをテーマに、こころに語りかけてくる言葉の数々。
著者自作の茶の湯の器の「銘」に託したメッセージが、やさしく語りかけてきます。
茶の湯のアート作品とこころへのメッセージが一つになった、Art bookです。

51 poems to deliver to your heart

peace of mind
こころに届ける51の詩 Vol.２『こころの時間２』

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こころに届けるメッセージ

　暮らしを片隅に追いやり経済にのめり込んでいく社会、こころは流されないでと踏ん張っています。
一度立ち止まって、私たちの暮らしのあり方と硬くなってしまった社会を冷静に見てみる必要があります。

　私たちに本来備わっている優しさやいたわりを失わないために、そして自分を見失わないためにも、心と向き合う時間を大事にしたいのです。そんな時、茶の湯の和らぎがこころの居場所へと静かに導いてくれます。つながるのは、心と心なのです。

　こころは元気ですか？　あたたかですか？　いまの自分を感じそっとよりそえば、こころは少しずつ柔らかくなっていく…ひと時、こころの時間。

裏千家茶の湯　佐藤 宗雄
記 2022年７月　2023.8月 追記

prologue

悔しさも　恋しさも

　

こころは　受け止めている

わたしを　支えてくれている　

こころに　そっとよりそう　

ひととき　こころが時間を使う

抹茶茶碗　白昼の月　midday moon

見ていようが　見えまいが
あの空に　浮かんでいるのは月

振り回されないで
気弱にならないで

しんどいけど　こころに素直に
むずかしいけれど　自分らしく
かがむことなく
顔を上げて　しっかり胸を張る　
　
踏ん張っている姿を
今日も　見ていてくれる人がる

茶入　白秋　hakushu

余白があれば　はみだせる
好きな色で　夢も描ける

夢は　濁っていないかい
こころは　元気でいるかい

自分をねぎらうこと　ほめること
忘れてないかい

こころが　ほぐれたら
使ってなかった色で　描くんだ

夢は　いまより大きく
希望は　もっと勢いよく

いまからやれることは　
山ほどある

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