Tea of Mind 花入れ
茶花の生け方は、投げ入れが基本とされ、この投げ入れに適した口の狭いものや、つる首型の花入れが多く使われる。
花入は、銅器、陶磁器、竹など、材質が何でできているかや、真、行、草の点前の格で分けられ、茶事の目的や趣向に合わせて用いられている。
唐銅(からかね)の花入れが「真」とされているが、花入れは、そもそも仏具の「花立て」がルーツ。仏具が銅製(唐銅)であったため、その流れを汲んで、唐銅のもが真の格とされているのであろう。また、仏具にある青磁の花入れなども真とされている。
備前や織部などの陶器製のものは、行や草の格であるが、その味わい深さから侘び寂びの茶の湯の風情には欠かせないものの一つである。
このような国焼のものは、花とともに亭主の感性を感じさせてくれる花入れでもある。
佐藤 宗雄の茶の湯の器作品集と銘に託したメッセージ
1月 銘「苔ごろも」花:椿
3−4月 銘「高床」花:ふきのとう
4−5月 銘「土倉」花:芍薬、木蔦
6月 銘「緑雨」花:紫陽花
9月 銘「紫」 花:秋桜
10−11月 銘「懐」花:ぐみ
茶の湯 二十四節気 学びのハンドブック |
こころに届ける51の詩 Vol.1「こころの時間」 辛いも 悲しいも みんな 受け止めてくれている そばにいるよと いっている 茶の湯の器の銘に託した、こころに届けるメッセージ。詩集&So-U陶芸作品集 |