これからお茶を学ぶ人、学びを深めたい方のために。
「茶の湯でこころを整える」をテーマに、日本人として知っておきたい茶の湯の成り立ちとその心のあり方と香道、華道、能、禅などの日本文化との関わりから、茶の湯のこころと四季折々の点前、さらには暮らしに取り入る方法まで。この改訂版ペーパーバックでは月々の点前にメモページを設け、普段の稽古の整理や備忘録としても活用できる一冊として仕上げました。
本書のSection4「茶の湯 二十四節気」では、一年を通した茶の湯のしつらえと持て成しを抹茶碗や茶入れなどの茶道具の写真を入れ、新たに解説を加えています。月ごとに点前のポイントとこころのあり方、禅語、茶花、季語がまとまっており、稽古の準備や指導にも活用できます。茶の湯を味わい、より楽しむためにお役立てください。
忘れかけていた大切なことを、一碗のお茶が気づかせてくれます。
こころ和らぐ静かなひと時、こころとこころの触れ合い、そして季節の移ろい、
時々の気持ちの動きをほんの少し意識することで、こころが整い自分の姿も見えてきます。
茶は、自分のこころと出会うための時間。
こころを静め、こころで感じ、こころを伝える方法を「茶の湯」が導いてくれます。
佐藤 宗雄 裏千家 己月会主宰
2021年12月 追記 2022年5月
Tea For Mind
はじめに
Section1 茶の湯との出会い
「茶道」と「茶の湯」Section2 茶の湯と日本の伝統文化
茶の湯で日本文化を旅するSection3 茶の湯の精神
こころを導いてくれる言葉「和敬清寂」
Section4 茶の湯二十四節気
茶の湯と二十四節気
二十四節気と五節句
人日 上巳 端午 七夕 重陽
二十四節気の点前としつらえ、禅語、茶花、季語
皐月の茶(五月)基本と向き合う
茶楽一「季節」と「茶の湯」
水無月の茶(六月)時期を楽しむ
茶楽二日本人の「美意識」
文月の茶(七月)茶事を体験する
茶楽三「茶花」を生ける
葉月の茶(八月)水の役割
茶楽四「清」と「水」
長月の茶(九月)こころで、お茶を点てる
茶楽五5「香道」との出合い
神無月の茶(十月)余韻を楽しむ
茶楽六 茶の湯と「エコロジー」
霜月の茶(十一月)炉開き
茶楽七「茶室」の成り立ち
師走の茶(十二月)寒さも味わいに変える
茶楽八「能」と茶の湯
睦月の茶(一月)相客に心せよ
茶楽九「縁起」
如月の茶(二月)暖かいものは、暖かいように
茶楽十「和」のこころ
弥生の茶(三月)侘び茶の風情を楽しむ
茶楽十一1「礼」を身につける
卯月の茶(四月)春のしつらえ
茶楽十二「真」「行」「草」
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佐藤 宗雄 こころへのメッセージ 茶の湯の器とその「銘」に託したメッセージ |