四季の茶 茶の湯と器(うつわ)茶器

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香合/佐藤宗雄作

香合(こうごう)

香合は、点前の時に炉で焚く香の入れ物。風炉の季節には、乾いた香木を用いるため塗り物(漆器)や竹、木をくくった香合が使われる。炉では、湿った練り香を用いるため、陶器や磁器製ものが使われる。

茶の湯では、このように季節によって香も香合も使い分けられるが、これは四季を取り入れた茶のスタイルが明確になった江戸中期頃からと言われている。
季節を問わないものとして、貝の香合や金属製ものがある。

香合は炭点前の時に持ち出すが、炭点前を省略する場合などは、服紗や紙釜敷の上に置き床に飾っておく。
茶の湯が生み出された頃は、書院茶室の座敷飾りとして床香爐が用いられており、香合は床香爐と一対で持ち出され飾られたようである。

香合は形も大きさもさまざまで、懐に忍ばす小さなものから、平安時代の玩具「振振毬杖(ぶりぶりぎっちょう)」から転じたぶりぶり香合のような大きなものまである。また、小物入れなどの雑器を香合に見立てて用いてもよい。

京都では少し前まで、旦那衆が手のひらに収まる小さな香合に自分の焼香や抹香を入れ懐や袖に入れて持ち歩いていた。焼香の際の香りで誰なのかまで分かったそうである。粋な話である。祈りと遊びの心を併せ持つ香合は、茶人の感性が強く現れる茶道具のひとつである。

香合「種々」は、木のオブジェを制作する現代アートの作家、藤沼氏にアイデアを伝えたところ、樽(たるき)を旋盤でくり抜き、表面を特殊な技法で仕上げていただいたもの。
種々 seeds So-U&F 2010年作 高さ:5.5cm 径;5cm

茄子香合/佐藤宗雄作成す nasu So-U作 2008年

種々1香合/佐藤宗雄作 種々2香合/佐藤宗雄作

香炉/香爐(こうろ)

香炉は、仏前の香(香炉)、花(花立て)、灯明(燭台)の三具足(みつぐそく)として渡ってきたものの一つ。書院の茶室では、床に飾って香を焚く。また、聞香(もんこう)の際には、聞香炉といって小振りの蓋のないものを用いる。着物の袖に入れて使う袖香炉というものもある。

香炉/佐藤宗雄作 床香炉 達磨 daruma So-U作 2011年

床香炉白珪/佐藤宗雄作 床香炉 白珪 hakkei So-U作 2012年
2017年9月 2018年5月追記
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